column: 2005年9月アーカイブ
まず、この記事はかなり政治向きな話なので、周囲からの反発もあること予想しながら記事にしてみたいとおもう。
今回の第44回衆議院選挙を終えて、Blogは選挙に何か影響を与えたのか考えてみた。
考えたけど、私の中でなにもなかったような気がする。Blogは議論するためのツールというふれこみだった気がするのだが、政策を論争するにも郵政民営化一本だけの軸だけで、政策論議されなかったからだ。
本来なら、複数の政策軸についてさまざまな議論があってもいいはずなのだが、そんなもんすっ飛んでしまった感じである。
たとえば、ついこないだまで議論になっていた、障害者自立支援法についてテレビを見ていても、ネットを見ていても(見ている範囲もあるとおもうが)各党首が語る、政策の中で目にも耳にも留まらなかった。
そして、小さな政府を目指すという大きな枠組みについて自民党は表明するのであるが、では小さな政府にするには、国民一人一人が、政府を頼らないで税金もはらわないでも、自治をしていく価値観に対する変化をもっているのかといえばそれも疑問である。
小さな政府というのは聞こえが良いが、これは、国のサービスを大幅に削減していくという内容のものである。(その一環が障害者自立支援法でもあるのだろう。)これは、市民活動などが活発になり、市民参加型の自治が行われるので結構なことなのだが、市民自治を行わせるための税移譲(NPOに対する寄付を無税にする)が行われないと、本当の地方分権にはならない。今の地方分権の概要は県や市町村に税を移譲するという程度のものである。
小さな政府にしていくための枠組み作りは結構なことだが、国民の意識が変わらない状態では、本当の改革にはならない。
アトピーの問題にしてもこれからは国にいろいろな方面から働きかけてもお金はくれないだろう。もし、くれたとしても、もらった瞬間から、お金を減額されないように、既得権益を守るためにあらゆる手段を講じていく活動が必要になる。さて、国からお金をもらってアトピーというお墨付きを国から認めてもらえば何かいいことがあるのだろうか?差別偏見が私にとって、一番怖いことであるのだが。。
これからは、自分たちがしたいことを企業や個人などの賛同者を自ら募って自らが実現のために何かしていくという時代がくるのではないか。対象がだれなのかわからないサービスを提供している行政よりも、当事者が自ら率先してサービスを考え、社会に提案し、提供する世の中に変わっていくことが本当の小さな政府の実現となると、私は考えている。
