atopycolum: 2006年4月アーカイブ

水沢の無理心中:病苦で2子絞殺、母親に実刑判決--盛岡地裁 /岩手(毎日新聞)

 息子2人のアトピー性皮膚炎に悩んで無理心中を図り、長男(当時5歳)と二男(同5カ月)を絞殺したとして殺人罪に問われた奥州市水沢区佐倉河、無職、那須野理香被告(33)に対し、盛岡地裁(杉山慎治裁判長)は18日、懲役4年6月(求刑懲役8年)を言い渡した。
 弁護側は「重度のうつ病で責任能力がなかった」と主張していた。しかし精神鑑定や行動などから、杉山裁判長は「是非を分別する能力を全く欠いた状態ではなく、心神耗弱の状態であった」と認定した。
 判決によると、那須野被告は昨年5月4日午後8時ごろ、水沢市(現奥州市水沢区)羽田町の空き地に駐車した軽乗用車内で、両手やネクタイなどで長男と二男の首を絞め窒息死させた。その後、包丁で自分の腹や胸などを刺して自殺を図ったが未遂に終わった。
 杉山裁判長は「殺意が強固だった」としながら、「犯行に至るまでは懸命に子どもたちの看護や養育に努め、同情すべき点がある」と量刑の理由を述べた。【岸本桂司】

子供と無理心中図った母親に判決(いわてめんこいテレビ)

 去年5月、旧水沢市で、無理心中をはかり、幼い2人の子どもを殺害した母親に対し、盛岡地方裁判所は懲役4年6ヶ月の判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、奥州市水沢区の無職・那須野理香被告です。判決によりますと、那須野被告は、去年5月、旧水沢市内の空き地に止めた車の中で、ネクタイやテレビのケーブルを使って、当時5歳の長男と5ヶ月の次男の首を絞め、殺害した罪に問われています。きょうの判決公判で、盛岡地裁の杉山慎治裁判長は、「誰よりも慕い、信頼していた母親に殺された子どもたちの哀れさは、忍に耐えない」と指摘しました。その一方で、被告人は犯行当時、心神耗弱の状態だったとして、懲役8年の求刑に対し、懲役4年6ヶ月の判決を言い渡しました。

 松岡さんのエントリーから情報を知ったのですが地方の情報を集めることは難しいですね。

 アトピー的自由計画のことが新聞に掲載されて以来、私の勤める職場へアトピー的自由計画のことを問い合わせる方が、たびたびお越しになられる。

 わざわざ、アトピー的自由計画の拠点にしている場所までお越しになられてどのようなことを私に伝えに来たのかというと

 「アトピーを治すこと、諦めておられるんですか?」

ということらしい。当事者の方ならこのメッセージどういう意味かすぐにわかるでしょう。

 お越しになられる方はアトピーでない人なのであるが「私の知り合いでアトピーの方が居ましてその方が言うには。。。。。」

 内容は特定の民間療法である。初めて訪問した人を対応したのときには商品名が出てくるまで話を聞いていたので、二回目の方は商品名が出てくるまでに話をやめさせてやろうと気合を入れて話をお伺いした。そして、アトピーの原因の話に入る前に、如何にアトピー患者一人ひとりが力強く生きていて、私なんかは何もしなくても、環境汚染に犯されていても普通に生活できていますよと。当事者であることを前面に押し出して症状のよさを見せ付けながら「これでも私がアトピーのことを諦めた人間に見えますか?アトピー的自由計画はアトピーを撲滅することが目的です。しかし現状では撲滅できないことを社会の人に理解してもらうことも活動としています」

 しかしそのあとが予想外の展開となった。特定の治療法に関しての話を辞めたかと思うと、
「実は私はアトピーの人のために何か役に立ちたいのです」と涙をにじませながら話をされたのである。彼女は私を助けに来たつもりだったのだろう。

 私の心の中では、「アトピー患者はかわいそうな人たちではない!!」といいかけたが

 「アトピー的自由計画に対する活動の理解をしていただけることが今私の役に立つことなのでアトピー患者さんに向かって原因追求をすることがけ辞めてください。それが一番の善意です。」

 といって帰ってもらった。はぁ。人のやさしい想いは思わぬ方向に向くと困りますね。先日断食療法で無くなったアトピー患者さんも周囲の人からさまざまな治療を進められた上での惨事だったのではないかとご冥福を祈りながら、今日もアトピー自己責任論を展開する非当事者へ、私の心の中ではパンチを繰り出す日々である。

断食療法、アトピー女性死亡=治療師の男逮捕-2週間で10キロ減・大分県警  大分県玖珠町の別荘で昨年4月、アトピー性皮膚炎で断食療法を受けていた神戸市東灘区の女性=当時(27)=が死亡する事件があり、県警捜査1課と玖珠署は6日、保護責任者遺棄致死容疑で福岡市南区日佐の治療師村田啓二容疑者(55)を逮捕した。同容疑者は否認しているという。  調べによると、村田容疑者は昨年3月下旬から4月中旬までの予定で女性を同町内の別荘に宿泊させ、断食で食事量を制限した「養生治療」を行った。女性は寝たきりの飢餓状態となったが、同容疑者は病院で診療を受けさせるなどの措置を取らず、4月7日、急性肺炎で死亡させた疑い。  村田容疑者は断食して少量の玄米やごま、野菜スープなどを取る療法を行っていたとみられる。女性は入所時に約50キロあった体重が、約2週間後に死亡した時は約40キロまで減っていた。  (時事通信) - 4月6日13時0分更新

この報道はかなり以前にあったのだが、被害にあった人とがかなりアトピーで悩んでいたことと、断食でアトピーを治しきれるという希望を持って治療を受けに行っていたこと。同じアトピー患者として妙な治療法は散々試した私も被害者の気持ちが痛いほどわかる。こういう事件を少しでも減らすために私たちができることは、「アトピーを受け入れて生きていくことも悪いことではない」と思ってもらえる社会環境をどう作り上げていくかがあたらためて課題になるのではないかとおもう。

 当事者が被害にあう心理状況も良くわかるので被害者が悪いと言い切れない。そして、被害を起こす治療者と称す詐欺はつぶしてもつぶしてももぐらたたきのようになるだけだ。

 だからこそ、病状が悪くてもコンプレックスを持たないで生活できることをどう作り上げていくのか、自由計画の活動で実現していきたいと思う。

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