熱意と現実(7月3日加筆)

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 先日、某大手企業に呼ばれたので、話をしてきた。内容はアトピー的自由計画のプロジェクトの説明を3時間半、企業の担当者と熱い議論を戦わせてきた。

 内容はあえて公表しませんが、企業を口説いて一緒に何かをやるのは本当に難しいなぁと思ったけど、今回は、何事も包み隠さず、渾身の力でぶつかりにいったことは結果はどうあれ、よかったと思っている。

 アトピーに対する誤解はそもそも、無理解からの始まりであり、アトピーへの理解を深めるためにはこちらからアタックすることも大事であることも勉強になった。

 二人で話を聞きに行ったんだけど、アトピーのことを知らない人と一緒に話を聞きに行くのもいいものだと思う点もあったし、客観的に相手の立場とこちらの立場を見ている辺りは感心する点ばかりであった。私をコントロールするというコミュニケーションではなく、自分の立場ではこのように見えたという伝え方はかなり助けられている。

 そして、同行してもらった人と茶店で話し込んでいたんだけども、ユニティー製品を勧められその上、本田健の本を薦められている。
 
 本人さんいわくアトピー患者を脱した成功者の意見を集めるべき!!との啓示もいただいています。確かに、アトピーを乗り切ったいう前向きな意見を集めることで問題解決するのではないかという想いはとても重要であるし、第三者から見れば、なぜそれをしないのだろうかという素直な意見であることもわかる。しかしこれには、問題点もあって、原因もわからず医者でも梃子摺る病気を一介の患者が治せたという意見はあくまで一症例であり、同じことをやっても他のアトピー患者が同じ結果が得られることがほとんどないと経験上私は考えている。

 そもそも、原因がわからないことで皆が混乱しているんだから、原因がわからず治ったことも現実であることを知るべきです。そして、現実的にはアトピー患者の成功例=体験談ということになるわけで、体験談の必要な時期があることは理解してますが、成功例を集めればすべてのアトピー患者からアトピーが消えることはないと考えます。

 また、体験談の系統によっては医者に罹らず乗り切ったなどという内容の羅列されたものもありますが、誰の助けも借りないで病気を乗り切ることの危なさもあわせて理解すべき点と思います。自力本願で成功者を目指そうという志の高い想い理解できますが、アトピー患者暦の長い経験者としては肯定できない現実もあります。

 あくまで、自助努力だけで乗り越えられる病気ではないことと、医者には必ず罹っておくべき点は、アトピー以外で最悪生命に関わることを考えると、必ず知ってほしいポイントであることも私は書かせてもらいます。

 ちなみに、アトピーを乗り切った成功例を多く知っていますが、その秘訣はアトピーはどういうことなのかを知っているか知っていないかだと考えている。さらに深く言うと、どの医者や医療を信じることが出来たか。どの程度の症状で治ったと判断できるか。これは、時と場合によって変化するものなので成功例も、治ったと思えた瞬間であり、その後再発がある場合もある。それでも、医者と治療と症状を満足し続けられるかは当人の経験次第ということになる。

 そんな指摘もしながら、アトピーのことで何か役立てる、ボランティアをしたいという彼の想いには偽りがないことと、アトピーの問題はなぜ解決しないのかを知らない人が、問題を調べていくにあたって通過する儀式であろうとも思っている。私が、アトピーに対する問題点は理解して話を聞いているつもりなので上記の点はわかっているつもりだ。自分の知識によってはまだわからないことも当然あることも追記します。

 何でもいいように考えようという自己啓発の危うい点は、自己啓発系理論を実践したことで、生活が破綻し社会生活からドロップアウトしている状況でも、思考を広げささない(問題点を理解させない)点にある。また、慈善活動も、その活動が見方によっては完全な善であると言い切れない側面はあるのに、善のみを強調することも可能なのである。自己啓発も慈善活動も善か悪の二元論を展開しやすい環境であるといえるのではないだろうか。善と悪の二元論は自己啓発とマルチ商法と社会貢献がなじみやすいということでしょう。

 何事も人とかかわる以上、責任は半分半分であることを知り、問題があれば皆で課題を解決していくことを日々続けていくことが重要ではないかと考える今日この頃である。

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このページは、takayamakeが2008年6月29日 22:35に書いたブログ記事です。

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