スギ花粉エキス食品は減感作療法になりません

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スギ花粉入り食品にご注意 厚労省が注意書き指導を検討 2007年04月10日15時56分 朝日新聞

花粉症の人は、スギ花粉入りの食品に気をつけて――。厚生労働省は、スギ花粉症の人が口にすると、重いアレルギー症状を起こす心配がある健康食品が出回っているとして、注意喚起に乗り出すことになった。

 きっかけは、今年2月、和歌山県内の40代女性がスギ花粉のカプセルを飲み、意識不明になる事故が起きたことから。

 花粉症の治療に、スギ花粉エキスを少量ずつ注射し体を慣らす「減感作療法」という方法がある。業者は、この治療になぞらえてカプセルを販売したとみられるが、医師の指導のもとで行わなければショック状態に陥る可能性がある。カプセルは、医薬品でないのに、効能や効果をうたっていたため薬事法違反に問われ、現在は売られていない。

 女性は、その後、回復したが、厚労省が調べたところ、このほかにもスギ花粉入りの清涼飲料水やあめ、タブレットなど少なくとも10種類の商品がネット上で販売されていることが分かった。

 アレルギー患者が多い卵や小麦などを含む加工食品には、表示が義務づけられている。しかし、花粉入りの食品の販売は、厚労省にとっても予想外で、表示を義務化する根拠になる科学的データもない。また、いずれの食品も効果を明確にうたっておらず、規制できないのが実情だ。

 このため、厚労省は「健康被害と食品の摂取の因果関係ははっきりしないが、安全のためには注意喚起が必要だ」と判断。医師や薬剤師らが出席する調査会を16日開き、スギ花粉の表示や注意書きを販売業者に指導するかどうかなどについて話し合う。

 スギ花粉に悩む人は、国民の12%いるとされる。環境省によると、花粉の飛散は例年、5月上旬まで続くという。

 私は減感作療法を幼稚園のころから10年間続けた一人である。減感作療法は私にとって効果があり、現在もスギ花粉症には縁のない状態だし喘息もほどんどない。なので、厳密に緻密にそして、真面目に、王道で治療を受けられることを勧めたい。だけど、効果があるなら手軽な方法でなにかないかってと考えたことが今回の出来事の焦点のようにおもう。

 減感作療法っていうのは体が異物と捉えて攻撃する物質をちょっとづつ反応しない程度に注射で体内に少量づつ投入して最後は異物に反応しないようになる免疫状態を作り上げていくのがポイントなのである。なので、スギ花粉エキス入りの飲み物を飲んでも免疫が反応しなくなるどころか、下手をするとアレルギー反応がきつくなりすぎてアナフラキシー状態をおこすことだって考えられる。

 ここで誤解しないでほしいのは、症状が悪くなることを好転反応などと訳のわからんことを言う場合もあるが、減感作療法で病状が悪化した場合は、免疫が異物に反応しない程度の量に減量するのが王道である。悪化がいい反応ではない。また、胃から吸収したスギ花粉エキスの作用と、血液中に直接注入するスギ花粉エキスの作用が同じなわけないのである。

 何を好んでスギ花粉入り食品を製造したのか知らんけど、無知にもほどがある。

 ちなみに、スギ花粉とアレルギーとの関連性は厳密には、はっきりしていません。アレルギーも原因はわからないのが現状です。スギ花粉がアレルギーの原因のすべてではないということをここで断言しておきます。

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