不幸とは何か 最終章
新年明けましておめでとうございます。
本年も高山家ホームページをよろしくお願いしますって書いても新年という時期を逃してしまいましたね。とりあえず、今年に入って一発目の記事でも書いてみようかという意味です。
その新年一発目の記事に「不幸とは何か」というタイトルもなかなかなものですが、不幸を考えてみましょう。
先日秋田県へ行ってみた。理由はなんとなくである。
秋田県といえばきりたんぽ鍋だったり、しょっつる鍋だったするんだけれども、一人できりたんぽ鍋やしょっつる鍋を戴く訳にも行かず、邪魔くさいからマクドナルドでいいかと思ったんだけどこれもまた見つからず、駅前のイトーヨーカドー内フードコートでソバをすすってみたりしてお腹を紛わしたのであった。
そうこうしていると、だんだん街に雨が降ってきたのであった。初めはじわりじわりと降る程度だったので傘も買わずに宿へと戻ったのであるが、テレビをつけてニュースを見たら、その雨は爆弾低気圧といわれる台風並みの厄介な気候をもたらすものだった。実は次の日盛岡へと秋田新幹線で移動する予定にしていたのだ。どのようになるのかわからないが一晩お宿で温泉につかりながら次の日の朝を待ったのである。
そして、宿で朝食をとり新幹線乗り場へ向かったところ案の定「運休」
切符を片手に駅員に詰め寄る乗客の一員となり「運賃払い戻して!!」とか言ってみたんだけど特急券を買っていなかったので相手にしてもらえず、とにかく盛岡に向かいたい旨を駅員に伝えたところ代行バスが出るのでそれを待ってくださいとのこと。
仕方がないので、駅の隣に新しく建設されていたビルのコンコースでバスが到着するのを待つことに。
バスも急遽手配したのだろうかJRのツバメの絵がついたバスではなく「牡鹿観光」とかかれたバスが到着した。たぶん地元のバス会社にJR側がお願いしたんだろうとおもう。
ビルのコンコースから列を作って代行バスとかかれたプラカードを持った駅員の後をぞろぞろと乗客はついていく。その風景を地元の新聞記者が嗅ぎ付けてカメラで写真を撮っていた。私も写っていたと思うので当日の地元の新聞を見たいものだと後で考えていた。
そして、一号車に私は乗車することが出来た。
バスは高速道路を使って最短距離で盛岡へ向かうことに。爆弾低気圧といわれながらもバスが通過する場所では風雨があるわけでもなく曇り空の小康状態が続いている程度だったのだ。いったいどこで運休する天候になっていたのだろうか。大体私は旅行に行くたびに台風や爆弾低気圧が追いかけてくる。このような状態は今回で5回目だ!!。だが、移動中に直撃して困ったことはなく大体、宿にいる間に通過してしまうことが多い。しかしながら、交通機関の乱れは直撃するので、よく運賃の払い戻しを受けて儲かったりもするのでなんともいえないのである。
そんな代行バスも順調だったんだが、乗車してから私のお腹が痛んできた。どうも朝食で食べたスクランブルエッグが直撃したようだ。お腹が痛む痛む。。。
丁度その時バスはサービスエリアへと入った。
バスの運転手「えー5分間トイレ休憩にします」
その時私はラッキーと思い急いでトイレへ。高速バス以外バスの乗車経験がない私はついゆったりとトイレ休憩を満喫してしまったのである。するとトイレのドアの向こうから
「お客さん一名居られませんか?」
という声が。。。
なんとバスの乗客の皆さんはもう戻られてしまっていたのである。
用をたしたことで腹痛は治まったのだが、バスに戻ったとき乗客から失笑がおこったのには恥ずかしかった。
東北の人は無駄がないですね。トイレ休憩でも。
そんなこんなでバスはまた盛岡へと向かって走っていった。
そして、バスは無事盛岡インターで降りて盛岡駅へと向かっていったのである。
少し安心ムード漂っていたんで隣の人と話をすることにした。
私「どちらに向かわれるんですか」
乗客「広島です。」
私「秋田から広島は遠いですね」
乗客「いえ私は元々広島出身なんですよ」
私「そうですか。私は関西です」
乗客「秋田は田舎でサービス業の態度が悪い」
私「そうですか?いい人が多そうですけどね」
乗客「いえ、都会のサービスとは比較にならないですよ」
私「そうですかねぇ。。」
とまぁ、田舎の批判を聞きながら盛岡へ向かっていたのであるが
盛岡インターを降りて一時間超えてもバスは盛岡駅に着かないのである。
そしてサラリーマン風の乗客が
「大田橋は渡らないんですか!!」という怒号がとんだ。
その時初めて代行バスが迷走していることを乗客は認識してのである。
そこからである。
もしこれが関西ならば運転手に罵声が集中するところだが東北は違った。
ある長老が
「いま、道順を話したあんたさ、運転手さんとこさいって道順教えてあげんさい」
と声がかかってから
バスの乗客が一体となって盛岡駅への道順をバスの運転手にみんなで教えて
そのバスは無事盛岡駅に着いたのである。
確かにそうである。
問題が起こったときに責任追及ばかりしていたって物事は進まないのである。
どう解決するかを考え出し合うことが第一で、失敗の責任はその後なのである。
同乗した乗客に「東北ってみんなで助け合うんですか?」って聞いたら、これが当たり前だと言う答えが返ってきた。
なんか、都会って文化や生活レベルは豊かでも、責任の擦り付け合いばかりで本当の豊かさは田舎にあるって言うのは本当かもしれないと考えさせられる出来事であった。
不幸とは何か最終章として不幸を考えてみたんですが、人間の過失や至らなさを悪意と決め付けて糾弾することが一番の不幸なのかもしれないと思う今日この頃でありました。
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