不幸とは何か 第二章

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 先日函館まで一人旅に出てみた。理由はなんとなくなのだが、函館にもアトピーの友人があるために様子を見に行ったのである。

 旅というのは「幸せ」の代名詞のようだろうが私の場合は少し違ったようだった。

 函館といえば夜景が綺麗で、朝市があって、綺麗な洋館が並んでいて、岸壁にレンガ倉庫があると言うイメージであった。そういうロマンチックな雰囲気を楽しみに出来るだろうかと思っていたのである。

 そして、函館へ。宿には夜遅く着いたので周りの風景はあまり解らなかったけれども、函館山に登っていないからわかんないけど、天候は悪天候だったけど、たぶん夜景はきれいかったのであろう。自宅で函館の夜景が綺麗に写っている旅番組を見るので異論はない。

 そして翌日。朝市であるが、私のイメージは街の商店街の鮮魚屋さんがずらりと並んでいることを期待して行ってみたのであるが、中年男一人でいく朝市は明らかに場違いであった。鮮魚屋の親父というよりは大阪戎橋にいそうなナンバ師が観光客という彼女に声をかけているといった感じであった。なので、商品がゆっくり見られないのだ。私の場合、商品を見てもせいぜい、するめを買うぐらいなんだろうけども、多分大阪の日本直販がやっている朝市の商品は買いやすいんだと思いました。なので朝市では函館イカそうめんどんぶりを戴いて撤退しました。

 その後レンガ倉庫街という函館でも最近出来たナウでホットなスポットに。外見は横浜レンガ倉庫や、神戸ハーバーランドのレンガ倉庫と同じで中身はショッピングセンターであった。女性が楽しめそうな店がぎっしりと詰まった内容です。たぶん私に連れ合いがいれば、かわいいと称される服やアクセサリーを選んでいる連れ合いの姿を見て楽しめるんでしょうけれども私の場合、売られている商品は何一つとして買える物がない。仕方ない、百歩譲って商品を見て選んで買っていたとしたら、こんどはたぶん性別を疑われたりするんでしょうね。

 そして、洋館が立ち並ぶあたりに足を伸ばした。途中から市電に乗り停車場を降りるとカップルや家族連れがぞろぞろと降りていく。観光地の向かう先って大体どの人も目指す場所は同じなのである。そのような中、私一人でカトリック教会のある場所へ向かっていると、後ろのカップルの会話が気になるし、前方を一人歩きしている女性がたまにこちらを振り返ったりするし。。。

 なので、早足で前を歩いている女性を追い抜こうと試みるのであるが、追い抜いたとたん、赤信号で足止めを食らって妙な目線を注がれたり、追い抜きをかけている最中に、路地が細くなったり。そして追い越したのに目的地の入場口で顔を合わしたり。建物を楽しむ前に周りの人の挙動が気になって気になって仕方がなく、観光どころではなくなってきたのである。

 上記のように函館の悪い思い出を肯定的にかいてるが、大体、私は精神的にやられてしまっているのである。わからない場所で話す相手もなく、さまよっている中でしか経験できない情緒不安定。病名で言うと精神分裂病いや統合失調症。人格で言うと境界性人格障害いや反社会性、演技型、自己愛型人格障害。アダルトチルドレン的状態。甘えの構造で言えば甘えてる状態。英語で言えばモラトリアム人間。こんな状態だから、旅先で心療内科に駆け込みようにも、もし誤って精神病院にでも送り込まれたら北海道から帰って来れなくなるから罹り様もなく、自分が思い込んでいる周りからの視線を無視するのに必死であった。

 では、この不幸な旅行を克服するにはどうするべきなのかも考えてみた。

 1、明らかに視線恐怖を伴った自意識過剰状態なので意識をそらすために「精神安定剤」の大量投与と気分を高揚させるための「抗うつ剤」。さらに寒さと意識を飛ばすためにアルコールなどを嗜みながらカップルばかりいるスポットにラリ酔っ払ったわたしというおっさんが一人で突入する。

 2、函館で一人で歩いていることに違和感があるわけだから出会い系サイトで函館の暇な人を捕まえて観光スポットを回ってもらう。もしくは地元のナイトスポット労働者に大金使って同伴をお願いする。さらには駅前に歩いている小さなお子さんの手を引いて観光スポットにつれまわす。

 3、女一人旅なら問題なさそうなので女装する

などを考えてみました。

 後でわかったのであるが、朝市は駅前以外にも少し離れた場所に「自由市場」という地域の方も利用したりする住民ご推薦の場所があるらしく、また、洋館が集まる元町は文学作品の舞台になることがあるらしく一人で旅する女性がよく来る場所らしい。

 「知らんかった。」

 上記の文章を読んで解っていただけたとおもうが、自分が不幸になったのは函館のせいでもなく私の精神状態が悪い影響でもなく、男が一人で回っても楽しい函館のスポットを知らなかっただけなのである。

 今度は自由市場で魚を買って、文学作品でも読み込んで一人歩いている女性にでも文学作品ネタを突破口に話しかけられる強い精神力をつけてみたいものである。といいつつナルシストな私には死んでも無理でしょう。

 函館に北島三郎記念館もあったんだけどもおばさん向けのテーマパークだったし
「♪永ー谷園ーのーしゃけ茶漬けーだよー♪」を口づさんで宿で鮭茶漬けいただいておりました。
 ちなみに北島三郎記念館は32万円の高級布団販売でおなじみエクセルヒューマンが作った物であることも知らんかった。ボーニモリヤっていうのは百貨店だっていうことも知らんかった。

 旅先では知ったかぶりして観光するんじゃなく素直に初めから観光案内所で相談するのがいいようです。

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このページは、takayamakeが2006年11月15日 00:00に書いたブログ記事です。

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