性病とアトピー

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性感染症撲滅計画という性感染症を治療している医師のBlogの記事
http://blog.m3.com/mission_no_std/20060618/1
をみて感慨に耽ってしまった。
診察時の看護師の反応や、ハーレムを作っている男性像。
性感染もたらした犯人探しなどなど。。

そういえば過去にアトピー患者さんでも同じような人がいたなぁと感慨にふけっていた。
彼は「STDと戦うDr」でいうハンター型の男性だったが、私に相談があったときには

ハンター「高山君。アトピーって前立腺から膿が出ることってあるの?」
そのときには、さすがに
高山「もしかしてまた悪さしてるんでしょ??」っていったら
確かに一週間前にそういうことが。。。だった。

彼は抗生剤投与を行って難を逃れたけれども、そういえば相手の女性はどこに行ったか解らんて言ってた。今考えてみれば性感染が増えると不妊症の女性も増えるんだから、戦後処理も大事にしていただきたい。

ちなみに、私が気になったのは、やはり抗生剤の耐性が淋菌にも出来ていること。
ニューキノロン系の抗生剤が効かなくなっているということはペニシリン系、セフェム系に依存することになる。クラミジアの場合はマクロライド系の抗生剤が使えるということです。
ペニシリンでアナフラキシーショックがある私にとっては淋病に罹り抗生剤で死亡なんてこともあります。
性病も耐性菌を作って生き残りを図っているのが現状のようです。

そして、このドクターの記事に性器ヘルペスのことやコマーシャルSEXワーカー(CSW)のことなども書かれているのだが、シリアスな場面がある。

性器ヘルペスと戦う3
http://blog.m3.com/mission_no_std/20060702/2

特に、性器ヘルペスが治らないと告知される場面

はじめてボクが、このUさんに、 『これは単純ヘルペスウィルスのⅡ型の感染で、抑えることはできても、治すことはできません。』 と、告げた時、彼は、少し怒った顔で、吐き捨てるように言ったものだ。

「今の医学って、たいしたこと、ないですね。」


そして、性器ヘルペスであることをカミングアウトする際の現場の光景

この問題は非常にデリケートである。 実際に、パートナーに性器ヘルペスを感染させられ、別れていったカップルを、 ボクは、何組も見てきた。これは、当事者たちも悲しいが、その病状説明を、 2人の前で行ったボクも、相当凹む。

10年以上前に、やはり、性器ヘルペスで来院された、当時、10代の女の子を、ボクはいまだに、診続けているが、その子に彼氏が出来るたび、彼女はボクのところに彼を連れてきた。そしてボクは、決まって、新しい彼に、彼女の病気の話をすることになる。

その時、男の子は、理解を示してくれたように思うのだが、いつの間にか、別れてしまう。これの繰り返しだった。病気に対する偏見もあったのだろう。

彼女のヘルペス発作は、ここ3年は、もう一度も出ていない。
それなのに、彼女は、新しい彼を作ろうとはしない。
彼女は、今、30代になった。

 などを見ると、根治が不能な病気の現場では同じようなことが起きていることを改めて知らされた。アトピーがなかなか治らないもしくは抑えることのみしか出来ないときの診察室の光景と同じである。私がいつも言い続けていることだが、自分の病気を忌み嫌うことは病気である自分を否定することになる。だが、病気を受け入れ乗り越えることは並大抵なことではない。だけれども時間が解決してくれることもある。後悔しても否定しても前にすすむことはない。まずは自分の病気を認め受け入れ、またそういう、自分を受け入れてくれる理解してくれる人は必ずいると信じ続けること。これに尽きるのではないか。

兎にも角にもコンドームはつけましょう。

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コメント(2)

つばき :

興味深い記事の紹介でしたね。
昨日から本格的に大掃除を始めて、徹底的に片付けていたら、昨年の7月、ボランティアとして参加した世界AIDS会議の時に貰ったコンドームが山の様に出てきて、「これ、どうしよう・・・・さすがにこんなに必要ない・・・・。」と持って行き場に困っている私です。必要な人に「コンドーム手帖」つきで差し上げたい。

男性はもちろんだけど、女性も避妊・STD予防にリーダーシップを取らなきゃね。私、そういう所で男性をあてにしてちゃダメだと思っています。

高山家 :

つばきさんコメントありがとう。
コンドーム手帳の処理に困っているんですね。NPOの中間支援団体におかせてもらうってどうでしょう。

私の周りで「コンドーム足りない」人が私を含めて見当たらないので残念です。

STD予防は男女の信頼関係を保つためにも必要なことであるとSTDと闘う医師に教えられた気がします。一時の快楽が悪いとはいいません。ただ、モラルが必要だということでしょうかね。

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このページは、takayamakeが2006年7月22日 21:06に書いたブログ記事です。

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