善なることは損なること

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先日友人の勧めでワタミの社長が主人公の「青年社長」を読んでいた。

その中で、
「善なることは損なること。」
「悪なることは得なること。」

という一説があった。だが
「悪なることが得なること」を容認してしまうと
社会全体が腐っていくから法律で悪を定義し罰することで

「悪なることは損なること」
となるのだという一説があった。

 慈善行為は誰かが損をして成立する。得する慈善行為は誰かに損さしているので慈善行為ではないのだそうだ。ワタミの社長は例として居酒屋無料券を例に出していて、

A「1000円分の無料飲食券」でも無条件で無料になるならお客さんは得したことになるのだが、
B「10000円以上の飲食で1000円無料飲食券」となると得したとは思わない。
Aの場合どんなお客さんでも得をするが
Bの場合条件つき(見返りを期待)なので、店側が無料券を配ることで売り上げを大きく確保して得をしたいということが相手にわかってしまうから善にはならないのだそうだ。

 慈善行為でも名誉欲や金銭欲などの個人への見返りを期待するのであればそれは偽善であるということだろう。

 前の職場を辞めてから4年間の間、市民活動といわれる世界に身を投じてみた。私の目的はアトピー患者の会に反映させられる活動があるかどうかの追求をするためであった。当然、自分の私財を使いつぶしながら、さまざまなNPOの活動を現場の目線でまた、運営者の視点で私の人的資源は利用してもらった。その中で見えたのは、市民活動のスタッフの疲弊は限界まで達していたことである。どういうことかというと、支援の対象である当事者からは支援の費用を徴収することが出来ず、財団法人などが出している助成金を申請するのであるが、助成金も期間が決められた上、人件費が計上できないなどで金銭的な面でも時間的なものでも制約されるのである。

 善なることは損なることの典型的なパターンである。

 私もついこないだまでは市民活動団体のIT支援する団体にいたけども、「当事者には無償で私たちは業務をおこなっているんだから、あなたたちも私たちを無償で支援してくれ」ということを言われたこともあるし、確かに慈善団体からパソコンの修理の代金として金を毟り取るのは気が引けた。

 それに私の場合は当事者としてアトピーの患者会を運営している立場でもある。本来支援を受けないといけない、当事者が自ら患者会を主宰しかつアトピー患者主体で運営している。そして、アトピー患者同士なので支援者、当事者という線引きもない並列な関係性の会である。当事者相手に当事者のためにまた、当事者である自分のためになることを考えて活動してきた。だが、善なることが損であっても、参加者の損は出来るだけ減らせることを運営者として考えながら運営をしていた。

 そのような中、いままで、FMわいわいさんでアトピー的自由計画のラジオ放送が出来たり、たかとりコミュニティーセンターさんの場所を貸していただけていたのは、私がFMわいわいさんのイベントやたかとりコミュニティーセンターさんの催しなどに私の人的資源を提供してきた要因があるからである。

 しかし、今回長い間病気をしてみて改めてわかったのは、当事者がこれ以上他の活動の支援をおこなうことは不可能であるということを感じたのである。要はパワーを二重に裂けるだけの立場にはないのである。また、アトピー的自由計画という団体がFMわいわいさんやたかとりコミュニティーセンターさんになにかお役に立てることがあるのであれば良いのですが、今後は、団体として対等の立場が維持できない上、一方的な善意に頼る活動はやがて行き詰ることも今まで見てきているので、団体の自立性を育むという観点からも、また、私以外の誰かが運営スタッフでも会の運営が続けられるという継続性を考える上でも、今回のFMわいわいさんでのラジオ放送打ち切りというのは妥当な判断であったと改めで感じている。

 周りからは、「今まで積み上げたものを崩すのか」とか、「自由計画は解散ですか」などなどいわれるのだが、それは私が決めるのではなく、アトピー患者さんが必要と思われるかどうかと私は考えています。最後の放送を前に今後はアトピー的自由計画単独でインターネットラジオの制作に取り掛かりたいと思います。また、募集をかけますので参加されたい方はぜひお越しください。

 ちなみに失業をして金が無いという話を知った友人からは「衣食足りて礼節を知る」と知人から厳しい目のお叱りを受けました。本来ならこういう活動は金持ちがやるお遊び的要素もありますものね。貧乏人が背伸びしてやるから悲劇が起きるんですよ。損を覚悟でやれる人に代わってもらいたいなぁとおもうけど、当事者以外の奴がやると方向性が違うほうにいくしなぁ。とりあえず、一般の人が普通に受け取れるだけの給料が取れる職場をいま探しているところです。いいお話があれば皆さん教えてください。

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コメント(6)

ほしいも :

損得のお話は、まさにそのとおりだと思います。
ワタミの社長は、どういう境遇を経て、今のような一本筋の通った方になられたのか。すごい人やなぁと、いつも感銘を受けます。

自由計画のほうは、その時々によって、臨機応変に会の運営スタイルを変えていけばいいのだとおもいます。

細く長く頑張ってくださいね。

とりあえず、区切りとしてお疲れ様でした。
第何章かわかりませんが、ニュー自由計画も陰ながら応援させていただきます。

一膳炊飯器 :

久しぶり!とりあえずお疲れ様でした。

高山家 :

ほしいもさん
コメントありがとう。
自由計画は最後解散するので、その時期がいつになるかだけだと思います。なので、他の団体との合併もありですよ。ただ、まだまだ、私が思う会が無いので私の考えている計画を当面は形にして皆さんに共感を得たいと考えています。

一膳炊飯器さん
おひさー。本当につかれたよ。そういうあなたは今何している?

一膳炊飯器 :

私??毎日はっぴいーライフを満喫しているわん。
公私共に、いまが一番幸せかも。
はっぴいーが高山家にも届きますように。

高山家 :

一膳炊飯器さん
毎日はっぴーライフかいな。
公私共に今が一番幸せと感じられる、
あなたの心持はすばらしいよ。
今後もずっと幸せでいられるんじゃないかな。
私にはいつ幸せが来ることやら。。。

一膳炊飯器 :

まひど。幸せは、願えばちゃんときますよん。
ご心配なく。

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このページは、takayamakeが2006年7月 5日 01:32に書いたブログ記事です。

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