アトピー連続小説 続・骨折とアトピー 第四話

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 そして手術室へ。病院の設備は以前の病院よりかなり古いのであるが、なぜか安心感があった。以前執刀した医師は女医さんでした。なので手術室も女性の割合が多く緊迫感があった。だが、今回の場合執刀医が三人男性で罹ってくれていたせいもあるのか比較的落ち着いた感じで始まるのであった。

 下半身麻酔ということで脊椎に麻酔薬を注射するのであるけども、「今からまず脊椎に痛み止め打ちます~」とどういう処置が始まるのか私に確認してくれながら手術が始まった。痛み止めのあと、別の注射針で脊椎に麻酔薬が注射され「いま麻酔を注射しましたから」その後「三十分ほど待ってくださいね」の指示があった後、軽い歓談が始まった。

 「高山さんは何か大病をされましたか?」から始まり病歴、禁忌薬について、アレルギーの話に至り「結構病気に詳しいですね」と話になり、私自身が病気に罹ることが多いのでつい

私「そのうち死ぬんちゃうかと思うことがあります」といったら
麻酔科医「人間はいつか死ぬんです。あなたの年齢で死ぬとすればまず第一位が事故。第二位が自殺。それ以外はほとんど死なないんだよ」
手術室内の医師「おい手術前にシュールな話をやるねぇ」
と失笑を買ってしまった。

話はその後さらに進み、点滴で利用しているチューブゴムがラテックスだということでラテックスアナフラキシーにまで気を配ってくれた。麻酔医によるとナッツや果実類は最近アレルギーを起こしやすい人が多くラテックスもゴムの木から成分をとっているからナッツ類などの関連もあるのよなどということも話していた。そして、「高山さん何か聴きたい音楽とかありますか?CDかけますけど」とまたここまで患者の意見を聞く病院も珍しいねと思いながら「何でもどうぞ」という返しをしながら「そうね午前中はクラシックだったから午後はJ-popね」と大塚愛の曲がかかっていたりした。そうこうする内に麻酔が効いて来た。

麻酔科医「高山さん麻酔効いてますか?」
高山「はい効いているようです」
麻酔科医「たぶん麻酔はこれで大丈夫だと思います」と執刀医に告げ
執刀医「今からメス入れますけど痛かったら麻酔科の人に言ってくださいね」というので
高山「効いていなかったらひたすら激痛を耐えるんですか??」
執刀医「麻酔科の人に言うんですよ~」
麻酔科医「たぶん麻酔は効いていると思います」

執刀医はわざと病院の縦割りの矛盾を笑いにしながら
このぬるーいやり取りに手術室はみな笑いながら

執刀医「高山さんこれでリラックスできましたか」
高山「十分笑えました」

そして、膝にメスが入っていった。

 以前の病院と違うなぁと思ったのは病院内でのチームワークであった。以前は女医さんが女王蜂のように看護婦や麻酔医に一方的に指示をしながら必死になってやっていたんだが、今回の病院は三人の医師がリスクを確認しながら、執刀医を励ましながら作業を進めていたことである。これは患者さんにもよるのだろうが私の場合、チームワークのよさがとても安心感であった。それに逐次、患部の状況や膝の骨を固定していた金属の疲労度合い、以前の病院との術方の違いを話してくれた。

 そして、手術も早かった。たった25分で膝の固定していた金属をとってしまったのである。腕も良かったのである。ちなみに前回の金属埋め込み手術は予定時間を1時間近くオーバーして2時間30分を要していた。

 終わり際に、
執刀医「高山さん膝の骨を固定していた金属欲しい?」というので
高山「はい楽しみにしていました。ください」といい。
執刀医「この金属幾らか知ってる?」というので
高山「いくらですか」というと
執刀医「一本7万円。二本入っていたから14万円だね」というので、
高山「えーパソコン買えるじゃないですか」といったら
執刀医「パソコンでは骨くっつかないよ」と言い返されてしまった。

その後は麻酔が切れるまで病室で右にも左にも寝返りがうてない状態でひたすら仰臥の状態が一日続くのです。麻酔が切れていくごとに患部の激痛も始まりだす。

【14万円の埋め込まれた金属】
DCP_1024.JPG


第五話は近日公開

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コメント(1)

Tsuyopon :

今度金属見せて下さいね。

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このページは、takayamakeが2006年5月26日 00:01に書いたブログ記事です。

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