アトピー連続小説 続・骨折とアトピー 第三話

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朝は軽食。パンが半切れ程度出るぐらいである。
そして、術前二時間前からさまざまな準備が始まります。

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写真 手術当日の朝食

 朝一発目から強制排便のため強力な浣腸をお見舞いされて朝が始まりました。
「高山さん、排便できましたか?え、出てないなら浣腸ですね。浣腸暖めてきますね」浣腸の液体を人肌程度に温めているんですね。どうやって暖めているのかちょっと疑問で、寝たきりの患者さんのベットの中に仕込んでいるのだろうか。それとも、電子レンジでチーンと暖めているのだろうか。それとも、熱燗みたいにお湯の中で暖めているのだろうか。などと想いながら、再び看護師さんが登場するのを待つのである。そして、看護師さんが手にして登場した物は長さは30センチぐらいあるであろうスポイド状のものである。薬局のイチジク浣腸なんて赤子みたいなものです。医療用は大きさと量が「たっぷり増量300%」って感じですね。
「では高山さん左を下に横になってくださいね。」
っていわれた。多分、腸の向きがあるのである。
浣腸も看護師さんの慣れ不慣れがあります。今回は慣れていない看護師さんだったようで病室のベットで
「高山さん力抜いてくださいね~」とさわやかな声の後にズボッと「ああ、恍惚の時」が始まるのである。ご丁寧に浣腸液を最後の一滴までぶち込んできます。ぶち込んだあと「五分間我慢してね!!」って言われるのですが我慢できるわけありません。かなり液が逆流していたようで、あまりの違和感に30秒と我慢できず便所に直行です。それから20分間おなかが激痛で続き、便器を離れられませんでした。死ぬかと思った。

 慣れている看護師さんの場合はトイレの便器横で「高山さんではいきますよ~」という掛け声の後ズボッと一発かましてから、「便器にどうぞ」というパターンでした。浣腸の使用法を読むより患者さんのパターンを知ることがQOLを高めるようです。

 その後は患部の剃毛があります。これもまた、恥ずかしさの連続です。看護師さんを異性として意識しなければいいんでしょうけれども私もしょせんはただの人間です。「では高山さん剃毛しますよ~」っていうじゃない。こういうときはどうなんでしょうか、男性の看護師にお願いする?のも問題あるか。あえて年齢差のある方に変わってもらうべきなのかなど考えているうちに、見ない振りをするにも何知らぬふりをするにも空虚な時間が流れます。ひたすら無の境地を探さなければなりません。空の世界に行くために般若心経を思い出してみたり、天と地と聖霊の交わりによってアーメンとか祈りながら、私は冷静さを装い続けている中で、看護師さんは妙な笑顔で剃ってはりましたけどもね。看護師さんに今までの剃毛談義を仕向けるわけにもいかず、今日の天候の話をするわけにもいかず。。。目線だけはあわさないようにでも、気になりながら、この神妙な雰囲気 すぐ終わってほしいようなでも続いてほしいような。。。
でも、本音は羞恥心に打ちひしがれて、死ぬかと思った。
とりあえずきれいに剃ってもらえたようです。

 その後、割烹着のような手術着を着て、エコノミー症候群を避けるためにストッキングを足に着用します。

 点滴用の注射針挿入。点滴の注射針も最近は金属ではなくチューブ上のものに変わっているんですね。点滴の針を刺すときも「大体この辺なら大丈夫でしょ」と血管を見ながら看護師さんと同意の上ブサっとさしました。私の血管は刺しやすいタイプらしいので特に看護師さんが失敗することもなく無事終了しました。看護師さんも角度のつけ方がうまかったので痛みも少ないことに感心もしておりました。

 そして、名前確認のために最近はネームバンドという自分の名前が書かれたバントを手首につけられます。以前の病院ではある患者さんがネームバンドをみて「おい名前間違っているぞ」と詰め所へ詰め寄っている患者さんがいるのを見て「おいおい」とか思いましたけども、この病院では大丈夫でした。

 そして、手術一時間前から点滴が始まりました。点滴を打つ前に今は名前確認があるんですね。「お名前フルネームでお願いします」っていわれて「高山です」って言ったんですが「フルネームでお願いします」といわれ言い直したりしながら点滴が始まる。

 点滴が始まった後「高山さん患部の周りを消毒しますね~」というのである。前回の病院では病室で消毒など行った覚えがない。消毒というのは手術室に入ってから行うものであろうと思っていたのであるが、病室で看護師さんが一生懸命消毒している。何度も何度も看護師さんは消毒して「では今から密閉するためのカバーをかぶせますね」といって足をすっぽりとカバーでかぶせられた。執刀前にも当然消毒はするだろうけれども、感染はいろんな意味で命取りになることが多い。なので以前の病院の医師は必死に手術室で何度も自分の手で消毒していたが、この病院では消毒も看護師さんに任せてしまう医師との信頼関係が垣間見えた瞬間でもあった。

 そして手術室へ。続きは近日公開

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コメント(2)

ROSSO :

続・骨折コラムは非常楽しく読ましてもらってるが、間に
意味不明なコラムがまた復活している。高山君らしい視点」が、いけてる。

高山家 :

ROSSOさんコメントありがとうございます。
意味不明なコラムとは辛口なご意見です。
続骨折コラムはすごい反響で、こちらも驚いているところです。もう少し骨折コラムは続きますからお付き合いください。

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このページは、takayamakeが2006年5月19日 22:52に書いたブログ記事です。

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