アトピー連続小説 骨折とアトピー 第十話
アトピーと骨折の違い
今回、骨を折ってアトピーと骨折の違いを考えてみた。
○きちんとしたリハビリをすれば見る見る元に戻っていくので治療のやりがいがある。
アトピーの場合は良くなるのも悪くなるのも時間がかかるし成果も見えにくい側面がある。
○骨を折ったことのある人が身の回りに多かった。
励ましの言葉が「俺もドコソコ折ったことあるねん」からはじまるし、話を聞けば「よくなるんだなぁ」と実感がわきやすかった。
○松葉杖をついていると、周りの人は親切にしてくれることが多かった。
アトピーの病状のひどさも顔面などでは目に見えるんだが、気持ち悪がられる事はあっても、「車椅子必要ですか?」とか「席どうぞ」などということもいわれたことがなかった。優先座席に座ろうかとおもったのも、今回がはじめてであった。アトピーのひどいときでも優先座席に座ろうとなどおもわなかったものだ。
決定的に違うのは、「病気と怪我の違い」という表現になるのだろうか。骨折は怪我。アトピーは病気。
整形外科の診療内容がすべて怪我ではないようで「ヘルニア」「頚椎損傷」など物理的な病状であっても治療のアプローチが難しいものもあるので整形外科が簡単な治療をするかといういう意味ではないのであしからず。
あと、ただの骨折でもインフォームドコンセントが必要であることと、医者の腕によって治療の期間、生活復帰の期間が大幅に違うことは驚いた。
私は、さまざまな体の問題を抱えているのだが、膝が動かないことで、障害者の人がバリアフリーの運動を行っておられるおかげで、街に出ようとおもう気持ちと、出てしまってもエレベーターやエスカレーターのありがたさ、段差の少なさがどれだけ大事かということを改めて感じたのであった。
それと、膝の曲がらない人はこういうことに困ります。
○電車のいすの高さが低いしシートが柔らかい。(いすが低いと足を伸ばさざる終えません。シートが柔らかいとさらにいすの重心が下がってしまいます。)
○点字ブロックにつまづきそうになった。(点字ブロックは黄色で目立つようにしてもらうと避けられます。)
○エレベーターをあてにして移動したら時間限定であった。(運転時間をドアに貼っておいてほしい)
○和式便所は出来るだけ勘弁してほしい。(コサックダンスを普段から出来る人はそんなにいない)
○電車に乗るとき、自動改札の幅が狭い。(あの幅で松葉杖をついて通過するのは至難の業。車椅子対応改札が少なすぎる)
○ドアは引き手タイプのもののほうが建物内に入りやすい。
○靴を履いたり脱いだりすることがとても難しいので、下駄箱の横にいすがあると脱いだりはいたりしやすい。
○バス停や公園のベンチの高さがかなり低いのはとても不思議だった。(低すぎて座り気がしませんでした)
今回の連載では出来れば大部屋での共同生活についてのリポートや、病院施設をどのように活用するべきか、そして、病棟内の人間模様をもう少し描写したかったのですが、またの機会に書いてみたいとおもいます。
この連載を最後までお読みいただきありがとうございました。
また、今回の怪我では多くの方々からお見舞いに来ていただきましたし、励ましもメッセージ、もいただきました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。
そして、骨折により、ご迷惑をかけてしまいながらも、さまざまな面でサポートしていただいた職場の方々アトピー的自由計画のメンバーの方々に改めて、心よりお詫びとお礼申し上げます。
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続編を読みたいです。
入院の経験が無いものですから。
続編のご要望ありがとうございます。
入院環境の記事は病気を抱えた人間が共同生活をする場である、まれな環境です。いつかは記事にしたいと考えています。ご意見ありがとうございます。