アトピー連続小説 骨折とアトピー 第九話

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退院後の病状

 退院後、いろいろな医療従事者の方や、医師に今回のいきさつを話した。大体の意見は「医療現場でありえそうなこと」という反応とともに、「骨折でも私に一言相談してくれれば。。」という反応であった。そして、ある人から「そんな病院にいつまでもしがみついている必要はない。病院を変えるべきだ」という意見があった。私としては、病院をかえるのは正直気がすすまなかった。執刀医を換えることは出来ないし、骨に埋め込まれている金属一年後に手術によって取り外さないといけない。さて、そんなに簡単に医者は引き受けてくれるのだろうか?そして、医療に不信を抱いている患者を取り合ってくれるものだろうかと何度も考えてみて、気がすすまなかった。しかし、病院換えを進める人は「ダメでも不信がられても良いから事情を話してみるべき」との意見で信頼できる病院へ受診し直してみることにした。

 そして、退院から二週間後、信頼できる病院の整形外科へ足を運んだ。

医師「膝のお皿を割って手術をうけたんですね」
高山「そうです」
医師「で、何か納得のいかんことでもあったん?」
高山「いえ、その」
医師「レントゲンの写真では、手術は無事済んでるみたいだし、すでに骨もくっついてるよ。」
高山「そうですか。経過はいいんですね」
医師「杖を突いて歩いてるみたいだけど、足はどれぐらい曲がるの」
高山「120度です」
医師「リハビリは?」
高山「もう1,2回で終わるそうです。生活している中で膝が曲がると説明していますが」
医師「それは無理でしょ。人の手はまだまだ必要でしょ。膝もリハビリすればでまだまだ曲がるし」
高山「膝に入れている金属の抜締手術まで、正座も無理といわれていますし、自転車も乗ってはいけない。階段も一段づつ上るしかないといわれてますが」
医師「膝に金属があっても正座できるし、自転車も乗れるし、階段ぐらいは普通に歩けるけど」
高山「リハビリで、そんなに改善されるんですか?」
医師「リハビリは週に2日で当面やれば自転車ぐらい乗れるうようになるけど。どれぐらい足を固定していたの」
高山「二週間です」
医師「膝に金属を入れる手術をした3日後には膝を曲げる練習が始まるんだけどな。ということはリハビリが一週間だけで退院したの?」
高山「そうです。膝もまだまともに曲がらないし階段も上り下りが不自由なのに、退院させる圧力だけはすごかったです」
医師「そうか。じゃあ、うちの病院でリハビリしてもいいし、抜締手術もできるよ」
高山「では、よろしくお願いします」

 そういえば、私の膝を手術した整形外科医師、まだ、新米らしく骨の結合が出来るかどうか、かなり心配していた。手術でも誰かに聞きながら執刀していたし、膝を手術後、二週間膝固定するのは珍しいことがわかった。ということは、執刀した整形外科医師は手術をした部分の経過だけを気にしていたようだ。「偽関節、偽関節」とうるさかった。もし、自分の腕に不安があり、病後経過を慎重に行いすぎたために時間がかかっていたとしても、標準的入院期間である3週間を教科書どおりに守ろうとすると、リハビリは割愛するということになるだろう。だとすると、人間が普通に生活できるレベルの筋力復元には目がいっていなかったことになる。骨の接合部にだけ目が行っていて、患者が家でつらい生活を強いられることは関係ないという考えなのだろう。ちなみに、退院後リハビリは現在まで一回だけしか行っていない。

 そして、新たなリハビリ医に話を聞いた。そのリハビリ医は慎重に膝周りの大きさを測り、
リハビリ医 「高山さんリハビリのために徒歩をがんばってしたことで膝から下の筋肉は能力を復元しています。しかし、よく見てください。膝から上の筋肉はまったくありません。」
高山「え、歩いているうちに筋肉は均等につくんではないんですか?」
リハビリ医「膝の上の筋肉は歩くだけでは付きません。また、膝の上の筋肉退化をそのままにしていると、膝は永遠に曲がりません」
高山「え、そうだったんですか???」

 そのリハビリ医は、体の筋肉図用いて、なぜ、この筋力を強化する必要があるのかを丁寧に説明してくれた。以前の病院ではそういうことはなかった。

 おかげで、リハビリをやり直しということになった。依然かかっていた病院に社会復帰が遅れたとして損害賠償を起こしたいぐらいの思いである。職場のほうでも、退院して歩けるなら早くおいでというのだが、膝がまともに曲がらないことで階段の上り下りや、坂道は歩けないし、立ち続けることもつらい。電車の座席に座っても膝が十分に曲がらないため人に足を引っ掛けそうになるなど二重事故が起こるのではないかと生活していたのである。社会からは十分に休んだんじゃないかと当然おもわれるだろう。これは当然のことだ。だが、まさかリハビリのために入院も出来ないしつらいところである。

 本当についていない私である。

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コメント(1)

うさちゃん :

大変な時は、マイナスばっかり、です。

ふんばれっ!
私の仲間。

しかし、きつい。

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このページは、takayamakeが2005年10月29日 23:49に書いたブログ記事です。

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