アトピー連続小説 骨折とアトピー 第六話

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皮膚科医との遭遇

皮膚に薬事反応が出ても皮膚科受診が実現できなかった。

しかし、お尻のアトピーが悪化しだした。ずっと寝ているだけだから、かぶれやすいこともあるが、局部を蒸しタオルで拭いてはいけないと看護婦が私に言っていたことが付けとして病気に出現した。

仕方が無いので、やさしそうな看護婦さんのときにお尻を見せて「この状態どう思いますか」といったらようやく皮膚科受診が決まった。

そして、念願の皮膚科へ
皮膚科医師に会うまで、今までの轍は踏まないと心に決め、今、出ている病状の説明だけを心がけた。皮膚科医は温厚そうな女性の先生であった。
「では、お尻の湿疹見せてください」
そして、先生に患部をお披露目をさせていただいた。

すると、
「これはひどいねぇ。いつもこういうときはあなたどうしているの?」
といわれたので、
「先生ならどうされますか?」
と聞き返した
「そうね。どういう方法がいいかなぁ」
というので、すかさず
「私はXX病院のXX医師にかかっているのです」
そういうと医師は
「そう。私XX先生は有名だから知っているは。ステロイド使えないのね」
そして、そこまで話がわかるのならと、詳しい話をして、病棟での対応なども話をした。

すると、
「そう、蒸しタオル程度では皮脂も取れないし、患部を清潔に保てるようにお湯で洗ってもらうように病棟の看護婦へ指示を出しておきます。」

そのとき私は
「やはり、S大系の若い先生方は、私の治療法に理解がやはりあった。大学病院が治療の方針としてとっていた形式は教育という形で医師を育てていたんだ。」と改めて感動をした。
なにより、私がかかってきた歴代の医師の名前をすべて知っているのは大学医局人事があるからでもあり、その流れにさえ乗って患者も動けば必ず理解が得られるのである。

そして、私は診察中に
「先生、私は病棟で治療拒否している患者と看護婦から誤解を受けて本当につらかったんです」
といえば
「そう、かわいそうに。まじめに治療に取り組んでいるのにね。病棟で私を見かけたらまた声をかけてね。そのとき看護婦へ説明してあげるから」
と優しい声をかけてもたった。
このときの安堵感は何物にも代えがたかった。

その後病棟へ皮膚科医の指示書が届いた後、看護婦がやってきて
「高山さん、お尻の患部を処置をしようと思うんですけど、どうやるか知ってますか?」
私は「おい!!皮膚科医に聞けばわかるじゃろが!!」と思ったがそのせりふは心に閉じ込め

高「そうですね、指示書にあるお湯で洗ってもらえばいいって先生言ってましたよ」
看「じゃあ、ウオッシュレットじゃだめ?」
高「あ、それも皮膚科の先生がだめって言ってましたよ。医師に確認してください。」
その後、初めての処置らしく右往左往しながら、作業を進めていた。

そしてその後

お尻のアトピー病変から、看護婦の間で暗黙の了解のように「毎日入浴」が許可されるようになった。要は毎日患者のお尻だけお湯で洗うことが邪魔くさいらしく、自ら「自分でお尻の部分をシャワールームで洗いたいと思います。」と申し出たところから、シャワーが許可された。シャワールームでは何度か「このまま事故を起こすのでは??」と思いながら動かない足をあっちに引きずりながら、お湯を浴びる。また、お尻以外に洗えるところはできるだけ洗うことにした。なので、安易に看護婦の手伝いをお願いすると、自分の思い通りにからだが洗えないのである。入浴しないとアトピー病状の維持ができない裏腹な思いをもって何度か患部もぬらしながら必死で抜糸が終わるまでがんばった。

入浴開始から3日もたてばお尻のアトピーはずいぶんと楽になった。

そうすると、お尻のアトピー病変が良好な状態を皮膚科医に診察してもらうよう看護婦が言いだした。そして、それならと、皮膚科にかかることとした。どうも、看護婦としてはお尻のアトピーを処置するのがいやになってきたのだろう。しかしそこで、こちらも考えた。

皮膚科に罹り私は皮膚科医に
「この状態を維持するには病棟のルールにある、週に3回の入浴だけではなく、毎日入浴必要ですと看護婦さんにお願いしてもらえませんか?」
皮膚科医は
「わかりました。症状を少しでも楽にできるのなら書いておきましょう」
病状がよくなれば毎日入浴が許可されなくなる可能性を見越して、こちらからお願いしたのであった。

その後の病棟では「高山さん、医師から毎日入浴するよう指示が出ましたから、ご自由にお風呂入ってください。お尻の患部の処置も引き続きさせてもらいます」ということになった。

隣に居る患者さんからは
「高山さん、看護婦によく要求を呑ませましたね。その方法を教えてほしいですよ」と揶揄された。

病院の序列は

大学医局→院長→医師→婦長→看護婦→患者

だとおもう(高山家調べ)
医師に、部屋を変えてほしいと患者が頼めば婦長は絶対に動く。
ところが、部屋の配置権限を持っている婦長に患者がお願いしても却下されることが多い。
権限を持っていてもその権限を動かすのは、その上の立場にいる人から働きかけるしかない。

その後、この病院、過去にアトピー患者がたくさん入院していたという情報が入る。

【写真】抜糸後の傷口
bassi.jpg

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このページは、takayamakeが2005年10月17日 16:57に書いたブログ記事です。

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