なぜ若者は小泉首相を支持したのか

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面白い記事があったので引用します。


なぜ若者は小泉首相を支持したのか 

今回の総選挙からもう一度、社会の変化を冷静に考えてみよう。

 まず、読売新聞の調査によると、テレビの視聴時間が長い人ほど小泉支持率が高かった。ワイドショー選挙だったことは間違いない。

 もう一つ、特色がある。それは、出口調査によると、20代の若者が小泉首相を支持したことである。この世代は、頻繁に転職を繰り返す者、フリーターのままでいる者が多数含まれている。彼らは「小泉改革」の犠牲者のはずである。実際、フリーターだけで400万人を超え、ニートは80万人にも達する。

 彼らは、普段は政治のことなんか考えない。いま自分が不遇なのは「政治が悪いからだ」とか「社会のせいだ」ともまったく思っていない。むしろ、市場原理主義の「自己責任」という考え方を受け入れて、「自分が不遇なのは自分の努力が足りなかったからだ」と考えるか、「いまの生活を自分らしく楽しめばいい」と割り切るか、どちらかのタイプが圧倒的に多い。

 昔だったら、こうした底辺の若者たちの多くは労働組合運動に入ったり、マルクス主義的な「階級闘争」に共感したりした。しかし、いまや社会主義は地に落ちた。

 代わって、米国ではキリスト教原理主義の新興宗教が、そしてヨーロッパでは、ネオナチや移民排撃を掲げる右翼が、その穴を埋めている。日本でも急速に格差が拡大しているが、欧米諸国に比べればまだ日が浅い。だから多くの人は何が起き始めているか気づいていない。

 だが、今回の「抵抗勢力」をぶっ叩く「小泉劇場」が、いかに若者の鬱屈(うっくつ)した暴発のエネルギーがたまっているかを明らかにした。いま彼らは、市場原理主義が古い社会や古い敵、例えば抵抗勢力や責任を取らない企業経営者を、ぶち壊してくれると信じている。彼らはどうせ這い上がれないのだ。いまの社会を壊してくれる強者なら、小泉首相だろうが、ホリエモンだろうが、誰でもいいのだ。

 こうした状況のなかで、契約社員だったヒラリーマンの杉村太蔵(26)が、自民党比例区で当選した。これは本来なら救われないはずのフリーター、契約社員が自民党に救われた唯一の事例だ。その意味で彼はヒーローだった。

 なのに、自民党はこれを必死に押さえ込もうとしている。ひょっとして、杉村太蔵の口を封じ、ヒラリーマンから普通の「社員」に仕立て、自民党ならばフリーターでも“普通”の議員になれるというサクセスストーリーをたくらんでいるのだろうか?

 しかし、彼が(ナチス親衛隊のように)議場の拍手要員にされてしまう時、後でそれが言論弾圧だったと気づくことにならなければいいと願っている。

【2005年10月4日掲載】
2005年10月07日10時00分 ゲンダイネット

 まぁこの記事今の若者を揶揄した文面であるが、言いえて妙である。

 世間は、正義味方の小泉を支持している。こういうのりでしょうか。水戸黄門の勧善懲悪主義ですね。学校などで問題になるいじめも、いじめられるほうが悪いという空気を作って本人を追い詰める。

 本来なら、どう考えてもいじめるやつが悪いはずなのだが、自分がいじめられるのを恐れて、周りの空気に流されてしまう。強者にすがる心だけは、自分の立場が弱いと思っても持ちたくない今日この頃である。

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このページは、takayamakeが2005年10月 7日 14:20に書いたブログ記事です。

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