アトピー連続小説 骨折とアトピー 第二話

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そして、手術当日

手術着を着せられて、担架に乗せかえられて手術室へ。私は担架に乗り換えた後、お決まりの言葉を言った。

「カルテ間違えてないですか?」

看護婦が一瞬ひるんだが、私はすぐに「冗談です」と返しておいた。

手術室の入り口では、私の腕につけられた名前をみて確認。そして本人確認も口頭で行われた。よくドラマで手術室まで運ばれていくシーンで病院の天井の映像が流されているが、まさにその光景であった。私が横を振り向くと看護婦に「よそ見するな」ととがめられる始末。

手術台に乗せられた。
俎上の鯉という言葉があるが私はまさにその鯉であった。

まずは、下半身麻酔のために太ーい針の注射を腰にこれでもかというくらいグサグサと突き刺していく。その次は、若い看護婦さんが寄ってたかって、私の体の穴という穴にチューブを差し込んでいく。動かないように足に腕に体に看護婦さんは押さえつけるのである。ついでに手は手術台に縛り付けられていた。
心臓の動きを監視するための心電図。緊張しているかどうかまで調べられているわけで
「なんか、どっかのバラエティー番組でみたぞ」とか思った。
腕には血圧計が数分に一度、腕をきつく絞り上げる。
私の主治医である女医さんが女王様のような結構キツイ人なのである。
鞭とろうそく使いがうまそうとか思いながら、その人が私の膝に刃物を突き立てていると考えればちょっと面白かった。
しかし、私はそのとき今のように笑えなかったですけどね。。。。

だんだん、麻酔が効いて足の感覚はまったくなくなった。

そして、手術は始まった。足にメスが入るところも見てみたかったが、目隠しをされてしまって見えなかった。

足の感覚はなくなったのだが、手術をする音だけは聞こえるのである。

そして、時間がたつにつれ物騒な音が聞こえてきた。

「あれ、10mmほどずれてるわね」

その直後「ドンドンドンカンカンカン」

今度は日曜大工が始まった。たぶん、骨の破損部分を削り取っていたのだろう。
同時に歯医者さんで歯を削るときのにおいがプーンと立ち込めてきた。
そして、折れた骨を固定するために固定するねじを骨にぶち込むときは
電動ドリルの音が「キュイーーーーン」と聞こえてくる。

「ここは工事現場ではないか」

と思うぐらいドンドンカンカンやっていた。

そのとき「材木の気持ちがよくわかる」と思ってしまった。

ただ、真剣に心配したのは、主治医が骨の埋め込み金具業者と相談しながら手術を進めていたことであった。

「この金属この骨に使えるの?」

オイオイと思う始末である。

そして、何かいろいろと医師も思い悩んでいながらも、手術は大方終わったとのこと。
で、膝の開口部分を閉じる作業に入った。

開口部分を閉じる作業中にパチンパチンと音がする。
ホッチキスででもとめているのかい?と思うような音だった。

そして、手術中レントゲンを何枚か撮影されながら、予定より30分オーバーで終了した。
結局、3時間かかっていた。

そして術後アトピーが動き出す。

kizu.jpg
【写真】術後ホッチキス止めした傷口。

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コメント(2)

pennen :

うわーー。
グロい。

はい。グロいです。
これが骨折の真実です。

病気というものはグロいものですよ。
ホント人間は不憫な生き物です。

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このブログ記事について

このページは、takayamakeが2005年9月30日 09:26に書いたブログ記事です。

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