アトピー患者の苦悩 旅情編

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 世間はゴールデンウイークで道路は大渋滞、空港も駅も、何処も人でごった返しているのであろうなぁと、想像しつつ、私は家に引きこもり状態の生活を送っている。私にとってゴールデンウイークはもう三年ほど続いているようなものなので、暦の上でのゴールデンウイーク明けでも、私の中で三年続いているゴールデンウイークでは更に楽しく過そうなどと、考えていたりもするのである。

 これだけ暇なので、何か書くことでもないかなぁ、と思い、考えていたのだが、自分のことを書いても誰も見るはずないので(自分の一日の行動を事細かに書いても、アイドルやカリスマ、独裁者であるまいし、勘違いもほどほどにしないとページから人は去っていくだろう)アトピー患者がゴールデンウイークで困りそうなことを空想で書いてみようと思う。(でもこのネタよりは私生活を書くほうが面白かったりもする)

 ゴールデンウイークといえば旅行である。旅行をするときに、私が一番つらいのは、宿の手配と一緒に行くメンバーである。これは一般の旅行者でも同じ悩みであるとは思うが、アトピー患者の場合一味違うのである。一緒に行く旅行者が仲のいい友達だったらいいなどという、単純なことだけではなくて、更に、アトピーのことを見過ごしてくれる、もしくは同情しない、友人をセレクトしないといけないのである。以前、初対面の、アトピー患者と寝食をともにしたのだが、その患者は、アトピー患者と一緒に行動したのがはじめてだったらしく、「あなた寝ているときの掻き方は尋常ではないよ、それに顔まで叩いていたしね」などと、説教されたのだが、そのアトピー患者だって睡眠中無意識にかなり掻き毟りまくっているのを知っていたが、あえて指摘する気がうせたものであった。その患者さんには睡眠時のシーンをビデオでとって見せてあげるぐらいの事をいつもやってあげないと、隣の患者と自分は違う病気だと思ってしまうのだろうと思った。

 そういう意味では、理解のない患者よりも、理解のある、一般の友人の方がずっとありがたいと思うのである。でもこれは私の勝手な考えなのであるが、一緒についていく非アトピー患者さんのやさしさをつい、考えてしまうと、一緒にどっか行こうなどという気はしないのである。申し訳ない気持ちになってしまうのである。私の非アトピーの友人は決して私の病気に対して同情していることはないのであるが、どうしていいかわからない、という感じで接しておられるなぁと感じるのである。うちの家族でさえ、いまだに接し方を誤っていつも喧嘩になることもあるのだから、親身になるよりも一線引いて見てもらうことは本当に大事なことではないかと思う。

 では、私の場合、旅行をするにはどうするべきなのか、ここは思案のしどころなのであるが、結局、数名でいく場合でも私だけ部屋をシングルでお願いするか、温泉の大部屋なら寝ない覚悟をしないと、気がすまないところまで考えてしまうのである。ただ、このときに、いびきをかく人や、歯軋りをする人がいることを見て、多少バリバリ掻いている音がしても大丈夫かなとも思うのである。

 そして、宿で、アトピー患者にとって最大のイベントになるのが、入浴である。ビジネスホテルでも、温泉宿でも、いいのだが共通して気になるのは石鹸なのである。私は普通の牛乳石鹸愛用者である。ちなみに牛乳石鹸で髪も洗うのである。なので、旅館やビジネスホテルのボディーソープは臭いもきついし、なんかちょっと違うような気がするのである。更に、温泉宿の場合は、肌のコンディションが皆にばれるのが嫌で、ホントは、部屋にある一人用の風呂にでも使っていたいのだが、なんか損した気分なので大浴場温泉にザブーっと入ることにしている。あと、ビジネスホテルや、温泉宿が用意している、使い捨て髭剃りも出来ればもう少し、いいものに出来ないかなぁとも思う。剃刀まけするのである。これは、アトピー患者以外でも困っている人がいるのではないかと思う。

 アトピー病状もあまりひどいと、入浴による感染症を起こしてしまうこともあるし、入浴拒否されてしまうことも一度聞いたことがある。さすがに、いまの時代、アトピー患者お断りの宿とは標榜しないだろうし、だいたい、温泉がアトピーに効果があると謳っているのは温泉宿のほうなのである。もし入浴拒否があるようならば、アイレディース宮殿黒川温泉ホテルのごとく、公開質問状を送りつける覚悟でやればいいと思うのである。(しかしそこまでせずとも部屋のシャワーで我慢するのも選択肢としてあるとは思うのだが。。。)

 旅行に行く場合のシチュエーションを考えていたのだが、よく考えれば旅行に行くための一番大事な、マネーが手元にないことに気づいてしまった。ああ、旅行に行くために困ったことのシュミレーションだけでなく実際に行って悩んでみたいものである。くだらない空想をまたかいてしまいました。

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このページは、takayamakeが2004年5月 5日 02:30に書いたブログ記事です。

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