民間療法危険情報ページ
インターネットでアトピー性皮膚炎の治療の一環として民間療法が多く取り上げられている中、高山家は民間療法反対派の立場として民間療法の問題点を皆様とともに考え、また民間療法にだまされたなどの、情報公開していきたいと考えています。今後高山家は民間療法の被害にあった方のメールを募集いたします。まず手始めとして国民生活センター発行の暮らしの危険をこのページで取り上げたいと考えています。
くらしの危険
健康食品
「万病に効果がある」「簡単ダイエット」等の健康食品の雑誌広告を見て興味を引かれたことはありませんか。
多い下痢、胃の不調、しっしん健康食品とは一般に消費者が健康やダイエット等に効果があると期待して購入する医薬品以外のものをいいます。しかし、この健康食品で「持病が悪化した」、「しっしんがでた」などの情報が91年4月から95年12月までの5年間に全国の消費者生活センターから国民生活センターへ1083件よせられています。
被害者のほぼ8割が女性で20代30代の女性が全体の3割を占めています。また4割近くが下痢や胃の不調を約4分の一の人が湿疹などの皮膚障害を訴えています。
強引で大量に買わせる販売方法被害者の7割以上が訪問販売や通信販売等で契約。「病気が治る」「やせる」などと効果をうたったケースが目立ち、長期間飲まないと効果が現れないと勧められ、4分の1以上の人が50万円を超える大量の健康食品を購入しています。
こんな被害が起こっています
ケース1
チラシの体験談を読んで契約したクロレラのドリンク剤を飲むと、吐き気がして食事もできない。液を飲まなければ粒を増やすようにいわれ半月飲んだら日焼けをしたように顔が赤くなりしっしんがでた。医者へいったら飲用を止めるように指示された。(60代女性)
健康食品の危害情報の中でもトップをしめるクロレラはもともと湖沼などの淡水中に自生する単細胞の緑藻植物で、蛋白質、葉緑素ビタミン、ミネラルなどを豊富に含んでいます。しかし、当センターがクロレラ健康食品をテストしたところ、クロレラの錠剤タイプで、その効果が期待できるのは鉄分程度でした。一方、クロレラの液状タイプの場合は主成分が水分と糖分というものがほとんどでした。
ケース2
「血液が浄化され血糖値も改善する。癌に対する抵抗力もつく」と勧められ、高額だが契約した。クロレラの飲用二週間後から胃腸が重く発汗があり嘔吐する、症状を申し出ら「好転反応だから飲み続けるようにといわれた。(50代女性)
健康食品の飲用によりしっしんや下痢、吐き気、嘔吐などが起こり、身体異常を販売員の訴えると、「体内の毒素がでている」「好転反応」だから飲用を続けるようにと言われることが多くあります。しかし、体質に合わないものの飲用を続けてかえって症状を悪化させ、入院したケースも数多くあります。
ケース3
確実にやせると言われてギムネマの錠剤を飲んだところむくみや吐き気があり医者の診察を受けた。医者に言われて飲むのをやめたら治った。(20代女性)
ケース4
半年ほどで10キロは確実にやせるといわれギムネマ錠剤を飲んだ。痩せたい一心で飲み続けたが痩せるどころか下痢をした。
ギムネマシルベスタという植物に含まれるギムネマ酸は、糖分吸収抑制作用のより血糖値やインスリン値上昇抑制効果があるといわれています。しかし、まだ研究段階で人間に対するダイエット効果ははっきりしていません。また、当センターのテストによればギムネマ抽出物の表示がありながら、ギムネマ酸がほとんど含まれない健康食品もありました。
ケース5
薬局で購入したダイエット食品を食べたら、頭皮にしっしんができ毛が抜けた。異常を薬局に申し出たが、大丈夫といわれ食べ続けた。風邪で病院へ行ったところ、栄養障害といわれた。(30代女性)
当センターがテストしたダイエット食品は、一食分のカロリーが確かに低く押さえられていました。しかし、全般的にタンパク質、食物繊維が不足し、中にはビタミンやミネラルが非常に不足しているものもありました。このようなダイエット食品を食べ続けると栄養不足に陥る危険性があります。また、栄養成分表示がないものや含有量の誤差が大きいもの、さらに「低カロリー食品」と表示されたものもありました。しかし、「低カロリー食品」とうたえるのは病院で高度肥満者のために使われている「栄養改善法」で許可されたものだけです。
健康食品でかえって健康を害さないために
消費者へ
健康食品はあくまでも食品です。医薬品のような効果を期待できるものではありません。
効能効果をうたうような体験談を載せたチラシや広告、製品自体紛らわしい表示、販売員のセールストークに過大な期待を寄せるのは危険です。体質に合わないことも多くあります。身体の異常を訴えてもなかなか解約に応じないケースもありますので、試してみたいときには、試供品をもらうか、少量だけの購入にとどめた方がいいでしょう。身体に不調があった場合は直ちに飲食を中止して医師に相談しましょう。
事業者へ
健康食品を飲食後、身体の不調を訴えている人がいます。品質の安全性は必ず確保して下さい。
効能・効果をうたったり、体験談を織りまぜたりするなどの広告やセールストーク、また執拗で強引な売り込みは止めて下さい。
体質は個人によって違います。安易に過量な健康食品の購入を勧めずに試供品を用意して下さい。
身体の異常を訴える人に好転反応、毒素がでているといって飲用を続けさせるのは止めて、速やかに返品に応じて下さい。
1996年3月発行
国民生活センター相談危害情報部編
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