2005年4月アーカイブ
世間は10連休とか云々言われているが、ゴールデンウイーク前、今週の月曜日、目が痛いなぁと思っていた。そして次の日、職場にいくと「高山さん目が真っ赤ですよ」といわれた。
本人は、目の調子はこんなものだと思い込んでいたが、周りの人のほうが大丈夫?とばかり声をかけられるので不安になるし目も確かに痛くなってきた。
言われてみれば、今週の月曜に起こったJR福知山線脱線事故のニュースを深夜見ていたときから「目が痛いなぁ。寝たら治るかなぁ」と思っていた。でも寝ても目が痛んでなかなか寝られなかった。次の日仕事だから、起きて職場に行っても目が痛いし涙ぽろぽろですし、どうなってるんだと思っていた。
そして次の日、病院にいけば、目の異常性が尋常ではないらしく、最優先で診察してくれた。目に菌が入ったのだそうである。おかげで、いま、抗生剤を、飲んで、塗って、点眼している。
連休はゆっくり休めるけど、病気のためにゆっくり休むことになったのは大笑いである。たまには元気にお休みできる期間がほしいものである。
以前にも、ゴールデンウイーク中に入院して、連休は病院だったこともあるし、いつになれば世間並みの連休気分になれるのかと思う。
充血した目の写真と 反対の目の写真
高山家のBlogに写真が少ないとの意見があるため入れてみました。
昨日の福知山線脱線事故があり、命の尊さや、世の中の無常さ、そして、どうすることもできないことが起こってしまう現実を見て、またため息が出た一日であった。ちなみに、私の生活圏内で起こったことなので、友人の安否はかなり気になった。おかげでいつも福知山線を利用している、親類知人は無事であることが確認できた。だから他人事とも思えない現実でもあった。事故でお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。
ちなみに、今日通勤途中のJRの車両の先頭車には人がほとんど乗車していなかった。昨日の悪夢が、JRどの線でも思い返されるからだろうと感じた。
明日死ぬかもしれない現実があるからこそ、明日は何かいいことをしようとか、がんばってみようと思い直して、今日、ネットを見ていたのだが、またもくだらない事件が起こっている。
「がんにもアトピーにも効く」といううたい文句にはもうあきれるしかない。アトピーとがんがなぜ同列扱いなのか?病状の原因もまったく違うもののはずである。
唯一がんとアトピーの共通点は「原因がわからないこと」だけではないか。
人間の思い通りにならない現実を逆手に取った人間の行為だけは、どう考えても理解できない。
人間は哀しい生き物であると、改めて思い返した。
私は今、いろいろな市民活動団体に関わる機会がある。そして、アトピーの問題にまつわる活動団体を見ていて感じることがある。
それは、「活動の形には期限というものがある」ことである。
私が、神戸の市民活動に関わろうとしたとき、ある人からいろいろとアドバイスを受けた。そのアドバイスの中で一番衝撃的だったのが、
「市民活動団体の最終ミッションは解散することです」
といわれたことであった。
私は最初のころ、アトピーの問題は医療の制度や、行政のシステムに問題があるから、何とかできないだろうかという話をしたのである。しかし、その人は
「あなたは、不平不満を行政にぶつければ改善すると思っているのですが」
といわれたのである。そして
「行政に対する圧力団体を作るのであればお手伝いできません」
とまで突き放されたときから、私はアトピーの問題を行政に頼って解決することをやめて、自分たちで出来るところまでやってみようと思い直したのである。
そして、もう一つ市民活動団体に関わって見えてきたのが、私が生まれる前から市民活動をされていた諸先輩方の顛末である。
市民活動に関わっている人々は少数者の意見をいかに政策や制度に反映させるかという活動をされてきて、その成果が、少数者の存在を認められる形を作り上げてきたことには本当に頭が下がるおもいなのである。
ただ、その人たちの活動がずっと時代の流れに沿っているかといえば、そう思えないことも最近感じることがある。
そして、さまざまな形で、その活動が続かなくなってしまう光景は、私の中では儚いのである。
社会のひずみがあって、ひずみを少しでも減らそうというパワーはあるときには社会から喝采を浴びるが、社会のひずみを減らすための方法が、新しい形で減らせることがわかったとき、今までの方法はもうほとんど使い物にならないのである。
商いの世界なら、競争原理はあたりまえで、当然のことと思われるが、社会に奉仕していると思ってやっていることだとしたら、その人の善意や思い入れは、あっさりと不必要扱いされてしまうし、新たな活動の邪魔にさえなりかねないのである。
「人に尽くす心がいつまでも美しいことではない。」
市民活動は人の不幸ごとを扱う職種であると思います。だからこそ、最終目的である、解散に向かって進む心づもりはいつも忘れないように心がけたい。
■「アトピー的コレクション」に向けての勉強会
日時:2005年4月23日(土曜日)13:00集合
場所:JR新長田駅 改札口前
■「アトピー的自由計画On the Radio」第10回放送分収録
日時:2005年4月23日(土曜日)15:30集合
場所:FMわぃわぃ サブスタジオ(たかとりコミュニティセンター内)
現在進行中の計画「アトピー的コレクション」に向けて、ユニバーサルデザインとは何かを勉強するためにこうべUD連続広場講座という講座を受講します。
また、勉強会受講後FMわぃわぃに移動し「アトピー的自由計画 On theRadio」の収録も行います。
初めての方もご遠慮なくご参加ください。
参加される方はあらかじめメールをいただけると集会の変更があった時、連絡を差し上げることも出来ます。
アトピーを抱えることで起こる苦痛を、身につけるものや服を通してどのように工夫しているかのアイデアを募集しておりますので宜しくお願い致します。
アトピー的自由計画へのメッセージ送信方法:
- フォームメールでメールする。
- アトピー的自由計画掲示板への書き込み
- アトピー的自由計画からのお知らせの各記事に「コメント」というリンクがありますが、これでも書き込めます。
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金容疑者は日ごろ、「信仰が足りないと治らない」などと説教し、信者は信仰心を疑われないよう、治ってもいないのに「治った」と言うようになったという。府警は、こうした評判が「金容疑者の神格化」につながり、事件に至ったとみている。
アトピー症状に悩んでいた元信者は約10年前、近所の人に「教会に行けば治る」と誘われ、入信した。金容疑者は「神様が治す時まで信仰を持って頑張りなさい」と説明し、その後は「信仰が足りないから、いつまでも治らない」と諭すようになった。このため、元信者はかゆい時でも我慢し、「治りました」と答えるようになった。5年前に脱会したが、「教会側は私のケースを、アトピーが治った例として利用していたようだ」と振り返る。
また、別の元信者は、金容疑者がアトピー症状の子どもの頭や背中に手を当て「キリストの御名(みな)において病を癒やされなさい」と告げているのを見たとして、「こうした行為が口コミで評判になり、信者が増えた」と指摘している。
AnimalDさんの神戸の27歳女性が食事療法中に変死記事にも私は無言であった。AnimalDさんの引用記事にもほとんど呆れている。、カルト系の被害者としてアトピー患者が関わりやすいように思う。
オウム真理教も同じ手口で会員を獲得していたというので、アトピーが人の弱みと思われている現実が私にとってはつらい。
アトピー的自由計画を運営していて思うことがある。それは、アトピーであってもそれを受け入れて生きていける社会づくりを目指そうとしている事よりも、病気の弱みに付け込んだ脅しのほうがアトピー患者の心をつかんでしまうことに絶望している。
ある人に言わせれば、「だまされてもアトピーさえ良くなればそれでその人はしあわせならそれはいいじゃないですか」という想いもある意味わかる。
今後、同じようなことはまだまだ起こるだろうと思うし、止めようが無いと思う。本当に人間は悲しい生き物である。
- 放送日時:2005年4月9日土曜日16:00-16:30
- 放送局:FMわぃわぃ
http://www.tcc117.org/fmyy/
- 番組表(土曜日):
http://www.tcc117.org/fmyy/timetable/sat.html
- 概要:
今月の放送では2月に行われたこうべUD(ユニバーサルデザイン)広場のUD連続講座第一回に参加、受講してきた、高山さん・松岡さん・田原さんがその感想をお話しました。このユニバーサルデザインについての講座はアトピー的コレクションのために参加していますが、これがどうつながっていくのか、ユニバーサルデザインの考えを取り入れた服って何なのか、ということもお話しました。これは結果的にアトピー的自由計画の根本的な方向性を考えることにもなりました。冒頭では我らがアニマル出口さんのご復活をみんなでお祈りしています(?)。司会: 松岡さん
ミキサー: 岡田
トーク参加者: 松岡さん、高山さん、田原さん、岡田
アトピーを抱えることで起こる苦痛を、身につけるものや服を通してどのように工夫しているかのアイデアを募集しておりますので宜しくお願い致します。
アトピー的自由計画へのメッセージ送信方法:
- フォームメールでメールする。
- アトピー的自由計画掲示板へ書き込む
- アトピー的自由計画からのお知らせの各記事に「コメント」というリンクがありますが、これでも書き込めます。
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最近、殺人的な仕事の多さに苦しんでいる。市民活動団体にかかわるとき、前の事務局員さんが、「助成金の報告書を書くだけで本業がおろそかになる団体があるらしい」と聞いていたが、マジで、本業がおろそかになりそうです。
私が純粋な、市民活動団体の事務局員なら、報告書だけ書けばいいんだろうが、アトピー的自由計画と依頼を受けたweb作成、その他雑務(給与計算など)が山ずみの状態で、昨日の休みは夜7時まで死んだように寝ていた。
さて、この年度末はいつ終わるというタイトルだが、年度末で終わっているはずの事業に対する報告書が年度初めにぎっしりある。そして、年度末に依頼を請けた仕事も早速あるのである。
考えてみれば三月も土日、休みがあっても、いろいろなことですべてない状態である。四月もいま土日の予定を見ているけど、休みなさそうである。どうも、ゴールデンウイークまでまったく動けなさそうである。これでは、アトピー的自由計画の事業を進めることすらできなくなりそうである。
ちなみに、アトピー的自由計画初めての助成金を頂いた、KOBEHYOGO2005夢基金プロジェクトの三ヶ月ごとの中間報告書がついにやってきた。さて、締め切りまでに間に合うのか。今も、「事業の成果って何があるかなぁと」、頭をひねりつつ、他の仕事のことも考えながら、この記事を書いている余裕がないはずなのに書いている。
ああ、こういうときに、人間の能力の差がわかりますね。やっつけ仕事をできる能力がほしいです。
前の記事ではないですけど、私できない人間なので、自分自身が悲しくなります。