2004年9月アーカイブ

 昨日、書いた記事に早速トラックバックが着ていたので読んでみた。コミュニケーション能力云々の文章は人に私の想いを伝えられるだろうかと心配しながら書いてみたのですが、すごいもので、ちゃんと理解してもらってトラックバックをいただけたことにとても感謝しています。考えが他の人に伝わる喜びは、本当にうれしいものです。

saraさんの記事を読ませてもらって、共感できる部分がかなりありました。

もう一度信じてみるより

 タマゴの殻(Eggshells)のように脆いココロを持つ親と、コミュニケーションに障害のあるアスペルガーの配偶者と、確かに難しい人へ対応していかなければならない事情もあります。こちらが歩み寄るしかないというのは正論です。

 しかし、そういう人たちばかりに接しているわけでないのに、それでも相手に自分の気持ちや思いを伝えることに異常に抵抗感を持っている背後には、これまでに自分が立ち直れないだろうと思うほどの裏切られ体験というのが何度もあって、それ故に多分人自体を信じるのが難しくなっているのかもしれません。

 私の場合、家庭内の問題でも、腫れ物を触るような人との生活なのでこちらは何を信じて生きていけばいいのか思うぐらい安心できる場所はありません。それだけに、人と接するときは、普通以上に相手の顔色をかなり気にしてしまう部分がありますね。

 そのような不安定な精神状態だからアトピーの悪化も当然あるのですが、それに追い討ちをかけるように、アトピーの症状が悪化することで、さらにコンプレックスを増幅するという二重の苦しみがあります。ストレスがかかれば無条件で症状が悪化し、最悪入院するのですから、仕事や、頼まれごとなどで、人を裏切りたくなくても、病気が周りの期待を裏切る構図は延々と続くのです。

 ここまで書くと、私の精神状態は見えてくると思うのですが、自分の欠点があまりにも周りに影響を与えるのではないかという予測が安易につくと、どうしても、病状を抱えない完璧な人の欠点を指摘してしまわないと、自分の存在が成り立たないという部分も有るのです。要は、人の欠点を指摘することで自分の苦しみを和らげようとしている自分があるようです。これは本当に最近まで気がつきませんでした。このような行為を行っていると当然、相手からは謀反でも起こす気なのかと思われてしまい信用をされなくなってしまうのです。

 アトピーの患者会を運営する上で、一番楽な方法は、病気を抱えることで人一倍大きく持たざる終えない、不安、不信、怒り、欲望を煽り立てると言う手法です。これは明らかな妄動者の行うことです。これには成り下がりたくないと、心に決めて運営してみたのですが、ふたを開けてみたら、同じことの繰り返しをしそうな雰囲気になりつつありますね。病人が病人を集めるとこういうことになるんでしょうか。

 アトピーという病気の本当の敵は、自分自身の中に巣付く、不信、不満、不平、怒り、欲望、を焚きつけようとする心の鬼をどれだけ追い出すことが出来るかということなのでしょう。たまに、他人の中に巣付く鬼をこちらがなぜか引き受けることがあるので、これだけはやめようと心に決めています。

 人を信じない鬼、私の中の鬼をどなたか代わりに節分の豆でも蒔いてもらって追い出してくれないものでしょうかね。

 過去と他人は変わらない。変われるのは未来と自分だけとよく言いますが、心の中の鬼も棲んでる年数が長いと占有権を主張してくるようなので、気長に出て行ってもらえるよう、説得するしかない今日この頃です。

Dirty Meatさんの
コミュニケイション・ブレイクダウン
の記事を読んでいて、私も同じような経験をしている立場として、コミュニケーションてなんやねん?と思い、辞書で意味を調べてみました。

コミュニケーション 【communication】

1 社会生活を営む人間が互いに意思や感情、思考を伝達し合うこと。言語・文字・身振りなどを媒介として行われる。「―をもつ」「―の欠如」

2 動物どうしの間で行われる、身振りや音声などによる情報伝達。

[ 大辞泉 提供:JapanKnowledge ]

では、この能力を伸ばす方法ってあるのかい?

そこで、今度はコミュニケーションという用語でyahoo検索をしてみた。

すると、
話し方講座や、大学の研究室でコミュニケーション論をしているページなどがヒットしました。

 まず、コミュニケーション論を学問にしている先生方のホームページはさぞかし私に意思疎通を潤滑にしてくれるのかといろいろのぞかせてもらいました。
確かに、こちらの気を引くのは上手なんですけど、何が言いたいのか解りませんでした。

 そして話し方講座のホームページなんですが、このページってちょっと、自己啓発系のページにそっくりなのでこれ以上深入りするのはやめます。

 以前の職場で、コミュニケーションスキルを何で図るのかを見せてもらっていたら、クレームのお客にあたりやすいとか、話し方、話す時間、などなどでした。

 コミュニケーションは話し方とか、論理がわかれば完璧なものなんだろうかとも考えてみたんだが、コミュニケーションが完璧な人間を私は見たこと無いです。もし、コミュニケーション能力が低いなどという事を人に指摘する人間がいたら、それこそ、その人間は相手に怒らないでに物事を伝えるコミュニケーション能力が低いのである。

 そんなことよりも、人と人との接する中で一番大事なのは人を信じること、そして信じてもらえること、これに尽きるのではないだろうか。話し方や、理論で人から信用を勝ち取るのはなかなか難しいものです。

 現在私はかなりのストレスを多く抱えているのですが、その根っこの部分はすべて人を信じたくても信じられないことが根源にありますね。信頼を寄せていた部分が裏切られたときほど人間不信になるのは当然なんでしょうけどね。

 このコミュニケーションというものを調べれば調べるほど、言語学の世界から始まって、心理学の世界に連れて行かれたり、宗教学の世界に連れて行かれたり、悪徳商法の世界に連れて行かれたり、で結局そういうことになるのねーっ的な事に私の中では落ちがつきました。そういうことというのは、皆さんで考えてください。コミュニケーション能力が低いもので伝えられませでした。

来る9月11日土曜16:00~16:30
FMわいわい
アトピー的自由計画On the Radio
が放送されます。

今回の放送は現在、沖縄に住んでおられる加藤寛さんをゲストにお迎えしてお話を聞きました。

 もともと、名古屋在住の人で、心臓に大きな病を抱えながら、心臓の病気を治療中にアトピーもに併発。アトピーを発病後は目の合併症である、アトピー性白内障と網膜はく離も発病してしまいました。

その、加藤さんがなぜ、今沖縄に移住しそしてどのような生活を送っているのか。

これだけの苦悩をもちながらも、意外と明るい彼の生き方とはいったいなぜなのか。アトピーという病気を切り口に、加藤さんの人柄をお聞きしました。

FMわいわいはインターネットで聞くことが出来ます。
http://www.jp.real.com/fm-yy/fmyy.ram
リアルプレーヤーが必要です。無償版もあります
ダウンロード先 http://www.jp.real.com/

 今話題の、華氏911を見てきた。華氏551とか言っていたら、大阪では失笑を買ってしまった。それはさておき、私は映画をほとんど見ないので、マイケルムーア監督の映画を見るのは初めて。内容は9.11前後からイラク戦争までの政治的流れをムーア監督の見方で編集した記録映画であった。

 かなり偏った内容であると言う話を聞いていたが、そう偏っているとは思わなかった。
 私がこの映画を見ていて中心とされている部分と思ったのは、9.11テロで命を奪われた遺族の目線であり、イラク戦争に派兵された兵士の目線であり、一方的に攻撃されたイラク国民であった。

 9.11からイラク戦争の間、一般マスコミやテレビで流されていた映像は、あたかも自分が政権を担当しているかのような雰囲気で見た場合、現在の国策は問題ないかのように考えさす映像が流されていたのだと思う。

 テロという名の恐怖をちらつかせて、他の国を侵略していくというのは、日本が朝鮮中国に侵略していったときの、「ロシアが怖いアメリカが怖い」という部分にそっくりでもある。国を守るためにといいながら、他国の財産と人民の命を奪う行為はいつまでも変わらないのだろうとも思った。

 恐怖感を煽る、これは、両刃の剣でも有るのかもしれない。

 私は映画を見ていたとき、不本意ながら涙を流してしまったのである。そのシーンは、イラク国民が、自宅を空爆されて、「私が何をしたというんだ!!子供を家族を返してくれ!」とわめき散らしているときであった。

 このシーンがなぜかアトピー患者さんが重症になったときと、だぶつくのである。

 アトピー患者さんがステロイドをやめた後、アトピー症状が重度になり「俺が何をしたんだ!!この薬さえ使わなければこんな目に遭わなかったはずだ!!」というシーンを何十回と見てきた。そしてその後、この現実はおかしいと復讐に燃えた形で、国にけんかを売り、医者にけんかを売り、製薬会社にけんかを売るのである。(ちなみに私も同じことをやってきました。)

 しかし、報復に燃えた時から10年たった今の私は、ステロイドをやめてもアトピー症状だけはしっかりと残っている現実を見ると、ステロイドだけの問題ではないようだと考えるようになってきた。それに、ステロイド使ってない患者さんでも重度のアトピー症状を抱えるところを見ると、アトピー自体が理不尽なものなのだろうと考えるようになってきた。そしてもっと考えると、いろいろな原因不明の病気というものは自分の力ではどうしようもないものであるということまで考えさせられるようになってきた。

 そして、話を戻しますが、華氏911の場合、ムーア監督は、ブッシュ政権を支持した国民の目を、戦争によって理不尽な境遇に陥れられた人々の声に目を向けさせる映像にしたのだなぁと感じたのである。そしてその先は、ブッシュ政権を倒せるのはアメリカ国民一人一人の意思であり、権利もあるということを改めて感じさせられた内容であった。

 アトピーの問題も同じである。ステロイドが良いも悪いも、治療法が良いも悪いも、本来は患者に選ぶ権利を与えられているはずではないか。その権利があるのだから、いろいろなことを言う人のことなど無視しておけばいいのである。それよりも今、自分が大事だと思っている周りの理解者を大事にすること。それが一番の民意を広げることになるのではないだろうか。治療法の統一は、いろいろな人々の思考さえ奪う独裁体制である。いろいろな考えが共存する許容が出来ないようでは、不安を煽る恐怖政治を自ら進んで作り出すようなもである。

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